怖いもの知らず

外国語、外国人と異文化体験・ビジネス・身辺雑記

外国人の語学力

アメリカ人やオーストラリア人が外国語がへたな理由

私の知る限り、母国語が英語のイギリス人に比べて、アメリカ人やオーストラリア人は、一般的に語学力のない人が多い。無論例外は山ほどいますし、日本語がぺらぺらのアメリカ人タレントもいますからね。あくまで私の知る限りで、一般論です。

これは、今や英語が世界の公用語となっているせいもありますが、地理的に孤立していることも関係していると思う。ちょうど日本人が外国語が苦手なのと同じように・・。

もともとどちらも移民の国で、曽祖父、曽祖母あたりは、みんな外国人だったでしょうに・・。英語ができない祖父が出てくる昔のアメリカ映画がありました。環境に適応しようと頑張った結果として、祖国の言語は忘れ去られたのでしょうか。

他の言語を母国語とする人に比べても、何年在日していても日本語ができない、上達しないのは、圧倒的にアメリカ人が多い。相手が英語ができて当たり前という態度のアメリカ人には必ず聞いてやる。

「Do you speak the other languages?」

 ペルーの外国語学校スペイン語を学ぶ

以前ペルーのリマでスペイン語学校に通っていたことがある。主体はリマの英語学校なのだが、外国人にスペイン語を教えるコースがある。1~10レベル、10か月のコースで毎月末にテスト(口頭面接試験)があり、これにパスすると次のクラスに進める、落ちると同じレベルのクラスをもう1か月やるというシステムだ。文法、発音がほとんど同じイタリア人なんかは、いきなり3くらいのレベルからスタートしてあっという間に卒業してしまう。私は2回落ちて、卒業までにちょうど1年かかった。20人くらいのクラス構成は50%がアメリカ人、30%がヨーロッパ、その他が20%くらいで、日本人は私一人だった。

もともとヨーロッパの人たちは2~3カ国語話せるのが普通で、ラテン語を基礎とする、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語は兄弟、フランス語は従兄弟くらいの感じなので、あっという間に上達し、サッサと次のクラスに移ってしまう。問題なのがアメリカ人。まず発音が悪い上、直そうとする努力もあまり見えない。同じ横文字なので、スペイン語を英語風(?)に発音して平気。

スペイン語は表記どうりに発音します。

telephone→terefono     station→estacio'n

難しい単語ほど、ほとんど英語と同じ。アクセントの位置はスペイン語は後半にあります。

constraction →construccion     company → compania  indaustry→industria 等

それを良いことに、アメリカ人は平気でスペイン語の文章に英語をぶっこんでくる。

Como esta?  (元気?)

Esta bien, and you? みたいな感じ。

 これで通しちゃうし、また通じちゃうので、ずるいなあといつも思っていた。だけどこれではいつまでたっても英語なまりのスペイン語から抜け出せない。とにかく通じりゃいいやという感じで、基本的に他言語への関心が薄いように思える。

 また先の話のようにヨーロッパの人たちは2~3カ国語話せるのが普通で、語学が苦手で英語さえできない日本人には、どうせわからんだろうと、挨拶程度しかできないのに「話せる」と言い張るヨーロッパ人も要注意。あれくらいの心臓の強さを、私たちも欲しい。

 英語学習に必要な基本

英語は、まず最低限の「文法」と、「単語力」(単語1つで会話が成立する時が多い)があるといい。基本がなければ始まりません。あとは「知性」(話の中身)と「勢い」です。細かな発音なんか気にすることはありません。Native Speakerさえ、なまりがひどくて、よく聞き取れないことがあるのですから。「伝えたい」という熱意で十分通じます。ただしょうもない話は伝えても意味がないし、相手も聞こうとしません。相手が熱心に聞いてくれるような話の中身、情報(つまり知性)を充実させる事の方がよほど重要です。

私は会話より(直接話せばなんとかなる)、心のこもったE-mailが書ける、英文のネット情報、ホームページ等を読んで正しく理解できる、そんな語学力が欲しいです。

 

 

このブログの読者になってください

スポンサー広告 クリック↓ 

<