美容整形ー他力人生について

ご主人に「海外旅行に行ったと思って、100万円ちょうだい」とおねだりして、美容整形した友人(60歳代）がいる。私なら迷わず海外旅行を取るのに。なぜなら美容整形は、良くて現状ストップだが、海外旅行なら、違う未来が開けるかもしれない。あくまで「かもしれない」だが。60歳代からの美容整形に未来はあるか？！

美容整形することが悪いとは、私は思っていない。よく「親からもらった顔を傷つけて・・」などという人がいるが、

親からだろうが、他人からだろうが、もらったものは自分のもの。

それを言えば、顔のみならず、親からもらった知能、体力、学力、環境等をボロボロに無駄遣い！という輩がほとんど。顔なんて整形という道があるだけ可愛いもんです。

若い人ならいざ知らず、中年になってしまうと、もう修正がきかないところまで行ってしまっている事柄がなんと多いことか！

中年になってからの離婚、破産等、若い時ならやり直しができたのに、中年になってしまってからでは、つまり時間がなくて、軌道修正は無理！ということが多い。「若い」ということの唯一の利点は「修正ができる」「一発逆転もありうる」ということだと思う。この点は本当にうらやましい。若い人は、うまくいかない、思うことが通らない、ということが多々あるでしょうが、希望をもって頑張ってほしい。美容整形も若い人なら「未来」はある！

若い時の美容整形は、素敵な彼氏、彼女、さらに職業をゲットするステップ台であり、餌であり、自己投資である。しかし年齢を重ねてからの美容整形は100％　アンチエイジング。自己満足。若く見えるからと言って、すてきな彼氏をゲットできるわけではなく、金持ちの爺さんとか、年下のかっこいい彼氏をゲットしても、いずれ介護職員になる覚悟や彼氏を引きとめる別の何か（たとえばお金とかね）が必要。素敵な職業もゲットできない。（中年になってからゲットした仕事は見た目とは関係ない）。まわりの人たちは本当の年齢を知っているわけで、年より若く見えても意味がない。１００％自己満足。

だいたいいつも思うのだが、美人とブスは美容整形をしない。まあまあ、ほどほどの、中から上くらいの人が美容整形にはまる。人の手を借りれば何とかなる、と思うからだろう。

年齢に関係なく、人の手を借りる自己満足は、だいたい一過性のものであり、身に付かない、むなしいのが基本。たとえば、素敵なヘアースタイルや、おしゃれな洋服を手に入れても、その美容師やショップ店員が辞めたらおしまい。継続的に何とかはならないのです。

自分で考える、自分で美的センスを身につける、自分で若さを保つ努力をする。

人生は自分の手で切り開きましょうよ。