怖いもの知らず

外国語、外国人と異文化体験・ビジネス・身辺雑記

Yes、I can!

アメリカ式教育ー褒めて育てる!

私の知っているアメリカ人は、非常に皆 positiveなのが特長的だ。

良く言えば楽観的(Optimist)、悪く言えば自信過剰。
「いやだ、やらない」とは言うが、「できない」とは決して言わない。
 Yes, I Can. 

「それはやればできると思うよ」
「こんどできればいいじゃないか」‥等々
その根拠なき自信はどこから来るのか、いつも疑問に思っていた。

アメリカの教育は、とにかく褒める、おだてて育てるのが基本だそうな。

親も学校でも

「君はいい子だ」「君はできる You can! 」「Good job!!」の連発!
うまくいかなかった時でも
「君はよくがんばった!」「次はきっとできる」
そりゃあ 根拠なき positiveな子供に育つわな!

アメリカ人のコーチに、テニスの個人レッスンを受けたことがあります。
とにかくコーチは褒めまくる。

下手なプレーでも決してけなさない。
「すばらしい。天才だ。来週はできるようになる」
私は運動神経ゼロなのですが、テニスは別物かも。私のテニスもなかなかのもんだ
と思いこみ、帰国してから近所のテニス教室に顔をだしたら
若いインストラクターのお兄ちゃんが
「ハイ!素振り50回と玉拾い。基礎からがんばりましょう!」
確か、私は天才だったはずだが・・・・?

「駐在員向けの現地スタッフと効率的に働く」
というセミナーに出席した知人は
「上司は部下をほめる。”Good job""Thank you"は必ず言え。
そしてうまくいかなかった時でも、「結果はよくなかったけど頑張った!
次回はこれこれに気をつけてがんばろう!」
と前向きにアドバイスするのが良いと教えられたそうな。

日本の頭ごなしにしかりつけたり、プレッシャーをかけて根性をきたえたり、
「うちの子はダメで・・」と人前で謙遜するのとは大違い。

「なんと能天気な!」
「どう考えてもアンタにゃ無理!」
とあきれることもあったが、くったくない彼らの笑顔をみていると元気が出た。
みな個性的で、前向きだ。

ちなみに最近の若い人にも、根拠なき自信家が多い。

単に経験不足もあるかもしれないが、アメリカ式に褒められて育った教育の結果だ

と思う。「ゆとり教育」?ってやつ?

仕事上ではイライラすることもあるが、本人は「できる」と思っているのでhappy!

ただ、将来 本当に挫折したときに「鬱」や「引きこもり」になると怖い。

 

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